こんばんは、minnieです。
今日は、いまいちど「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)についてお話したいと思います。
看護師にとって「ホウレンソウ」は、かなり重要度の高い仕事です。しかし、的確な「ホウレンソウ」って本当に難しいですよね。
特にプリセプターさんからは「新人さんが、ホウレンソウができない」という悩みを聞くことが多いです。また、新人さんからも「報告が遅いと言われる」「アセスメントができない」の声をよく聞きます。
アセスメントは「ホウレンソウ」すべきか判断ができないということですね。
実際に「ホウレンソウ」にはアセスメント力が大きく関わっています。
また注目すべきところは、新人さんは「ホウレンソウができない」ではなく、「ホウレンソウが遅い」と言っているところです。新人さんは言おうとは思っているのです。しかし、「アセスメントに自信がない」「これが終わったら言おう」や「先輩、今忙しそうだな」など様々な理由で、ホウレンソウが遅れるのです。
そのため、先輩は「なぜできなかったのか(遅かったのか)」を考える必要があります。
また新人さん側は「ホウレンソウのコツを掴むこと」と「アセスメント力の向上」が必要です。
その中で、今日は特に新人さん側の「ホウレンソウのコツ」のお話しをしていきます。
「ホウレンソウの重要性」のおさらい
たぶん重要性は理解できていると思います。
でも、あえて皆さんも考え、きちんと自分の言葉で言語化してみてください。まずは、この言語化の癖が他者へのうまい「ホウレンソウ」の近道です。
「ホウレンソウ」の重要性
それは、看護のチーム活動を円滑に行うためです。看護だけではなく集団で仕事をする場合、業務に関する情報・自身の業務の進捗状況をチームで共有することが円滑に仕事を進める上では欠かせません。
それと患者さんの安全を考えると「相談」を上手く使うことが大切です。安全だけではなく、より良いケア・看護介入にはチームで相談し合うことが大切です。
新人さんの中には、「こんなこと聞いていいのかな?」「前も聞いたから怒られるかも」と考える人もおられますよね。でも、そんな心配をする必要はありません。
質問できるというのは、実はすごい力なんですよ。
「分からないことが分かる」ことは、すごいことなんです。
なぜなら「分からないことが分からない人」は無知だからです。
つまり「わかっていること」「わからないこと」を区別できているあなたは無知ではないんです。
思い出して見てください、入職時は質問が出てこなかったんじゃないでしょうか?
ホウレンソウの言葉の定義
言葉の定義を曖昧にしている人が多いですが、キャリアアップを目指している人は辞書で定義を確認する癖を付けましょう。(論文を書くには言葉の定義を曖昧にしないことが必須です)
では本題です。それぞれの用語を辞書で見てみましょう。
(今回はgooから引用)
- 報告
ある任務を与えられた者が、その経過や結果などを述べること。 - 連絡
情報などを互いに知らせること。また、その通知。 - 相談
問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い。
いかがでしょう、あなたが考えていた「ホウレンソウ」と一致していましたか。
ではここから、わたしの看護師目線の「ホウレンソウ」の定義も加えて説明したいと思います。
報告は結果を伝えるためだけのものではありません。
「経過を伝える」経過報告も、非常に大切です。
加えて「結果報告」で忘れがちなのが、「〇〇が終わりました」という単純な報告です。
頼まれたことを済ませたら終わりではなく「終了しました」の報告を終えると終了となります。
次に連絡は、患者さんのことだけではなく自分の行動の連絡も大切です。小さなことで言うと
「これから検温に行ってきます」「検査出しで病棟を離れます」
「(検査出しから)帰ってきました」などです。
面倒に感じるかもしれませんが、自分の所在はリーダーさんにしっかりと連絡して動きましょう。(たぶん、できる先輩は行っているはずです)
最後に相談は、上記にも述べましたが「分からない」「自信がない」「困っている」ことは迷わず相談してください。
(私見ですが、相談がうまい後輩は可愛がられます。先輩は、意外とアドバイスしたいんです)
また理解されていると思いますが、患者さんの安全、自分の安全のためにも相談は重要です。
「あの時、相談していたら」と後悔するくらいなら、苦手な先輩でも頑張って相談しましょう。
そして相談できた自分を「1つレベルアップした」と褒めてあげましょう。
わたしはRPGゲームみたいに「minnieはコミュ力が、レベル35に上がった」ファンファーレみたいにしています。
それに苦手な人でも、接触回数を重ねると、苦手意識が薄くなっていきます。
長く付き合って苦手という場合は別ですが、わたしは苦手な人には積極的にアプローチします。
例えば、お昼休憩の時に何気ない話をするなどです。
そうすると相手もわたしに慣れてくるため、自分の相手に対するハードルだけではなく、相手の自分に対するハードルも低くなるため関係性が良くなります。
また性格などが合わない相手でも、距離の取り方がわかるようになるので、しばらく頑張ってアプローチすることをお勧めします。
おわりに
今日はわたしの長い看護人生で得た「ホウレンソウ」のコツをお話ししました。
何か1つでも引っかかるところがあったでしょうか。
わたしの「モットー」というか「テーマ」ですが、学んだら実践(実施)することです。
上手くなるには、実践することが大切です。
私たち看護師は実践家です。
知識だけを増やしても意味がありません。
実際に実践して、使える知識(知恵)を増やしていきましょう。
では、今日はここまでにしたいと思います。
またの機会にホウレンソウの具体的なお話をしたいと思っています。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです。
minnieでした。